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姿勢 |
●人類は、2本の足で立ち上がってから700万年、人類は自由に動く腰を手に入れ、長距離を歩くことを可能にした。腰の骨に起きた変化がそれを可能にした。直立し、両手が自由になった人類は、道具を使い文明を作った。1万年前、農耕が始まると暮らしが一変し、腰への負担が増大した。歩くことを忘れ、便利さを追求する中で、膨大なストレスにあふれた社会を作りだした。その過程でヒトのほとんどが腰痛を経験するようになり、二足歩行を選んだ人類の宿命といわれるようになった。腰痛とは腰に痛みをおこす疾患の総称であるように腰に痛みをおこす病の総称であるが、その原因はわかっていない。われわれの直立した姿勢は、過去に働いた自然淘汰の結果である。それによる疾患も、自然淘汰のせいで起こる。その姿勢によって起因する腰痛などは、遺伝子の伝達を最大化するように自然淘汰が体を作ってきた挙句の妥協の産物である。 ●更に、直立して、腰椎に前湾を作って人に進化した。この背骨の進化の過程を生後約1年間の成長の中で観察することができる。言葉を使い始めるころ歩くことができるようになる。(黒丸正四郎、三宅廉、新生児、日本放送出版協会、1976)地面から衝撃が足、骨盤、背骨、脳が入っている頭蓋へと上方に伝達される。上方への衝撃は回避されるべきなので、足に衝撃が伝達される時に、漆関節、股関節、背骨を屈曲させ、衝撃を吸収している。この3つの湾曲によって形成されたS字湾曲によって衝撃は、1/10に緩和されているという。 運搬
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